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注目製品・技術紹介

ヒンダードアミン系光安定剤(HALS)

屋外で使用されるプラスチックに長期耐候性を付与
ヒンダードアミン系光安定剤
「アデカスタブ LA-458XP」、「アデカスタブ LA-811」

一般的に屋外で使用されるプラスチック製品には、光による劣化を抑制するためにヒンダードアミン系光安定剤(以下HALS)が添加されています。ADEKAは土木・建築用途や農業用途、人工芝等の屋外使用されるポリオレフィンの耐候性を従来以上に向上させるHALS処方を開発しました。


TPOルーフィング

農業用フィルム

アデカスタブ LA-458XP

TPOルーフィングに長期耐候性、高い耐熱性を付与

ビル屋上等に使用されるポリオレフィンエラストマーの防水シート(TPOルーフィング)には、直射日光に晒され夏場80℃以上になる過酷な条件下で20年以上の寿命が求められます。

アデカスタブ LA-458XPは、光劣化抑制(耐候性)と耐熱性付与の両面からTPOの安定化に寄与します。結果として建物の長寿命化・建築廃材や建て替え時のエネルギー消費削減に貢献します。

LA-458XPの効果

図 LA-458XPの効果

アデカスタブ LA-811

農業用途で行われる硫黄燻蒸下でも高い耐候性を付与

農業用フィルム等に、耐硫黄性に優れるNO-Alkyl型HALSであるLA-811を添加することにより、有害生物の駆除や殺菌のために行われる硫黄燻蒸下(1000-3000ppm)で懸念される耐候性低下を軽減し、優れた耐候性を保持できます。

硫黄燻蒸下の促進光照射試験におけるLA-811の効果

図 硫黄燻蒸下の促進光照射試験におけるLA-811の効果

硫黄燻蒸レベル毎のHALS処方について

図 硫黄燻蒸レベル毎のHALS処方について

低塩基性HALSであるLA-811は耐硫黄性だけでなく耐酸性にも優れるため、酸性条件下での失活を抑制できます。農業用途の他、ゴムチップ併用によるパイル劣化が懸念される人工芝や木酢の影響を受けるウッドプラスチックでも優れた耐候性を示します。


人工芝

ウッドプラスチック

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