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注目製品・技術紹介

光重合開始剤

液晶TVの性能向上に貢献
光重合開始剤(アデカアークルズ シリーズ)

開始剤の基礎知識

ADEKAでは光硬化のキー材料である光重合開始剤「アデカアークルズ シリーズ」の開発を行っています。光重合開始剤は、光カチオン重合開始剤、光ラジカル重合開始剤に大別され、当社ではその2種類を提供しています。

光カチオン重合開始剤

光が当たることにより酸を発生し、エポキシなどの樹脂を硬化することができます。光硬化の接着剤、コーティング材料などに利用されています。

光ラジカル重合開始剤

光が当たることによりラジカルを発生し、アクリル樹脂などを硬化することができます。

ADEKAは光ラジカル重合開始剤として、i線(365nm)、およびh線(405nm)感度をもつ高感度型製品や、透明性の高い製品など特長のある製品を取り揃えており、液晶ディスプレイのカラーフィルターなどに使用され、その性能向上に貢献しています。

図 光重合開始剤

露光による重合開始剤の反応機構

図 露光による重合開始剤の反応機構

アデカアークルズ N, アデカアークルズNCIシリーズ

組成:オキシムエステル系。ラジカル系光重合開始剤です。特徴は空気による重合阻害が少ない点、熱硬化における黄変/昇華が少ない点です。

製品名 λMAX(in PGMEA) 溶解性(PGMEA) 特徴
アデカアークルズ N-1919T 339nm 10% 高感度
アデカアークルズ NCI-831E 373nm 2% 超高感度・h線感度
アデカアークルズ NCI-930 336nm 15% 高感度・高透明
アデカアークルズ NCI-730 337nm 20% 高感度・高輝度・高透明
UV-Visスペクトル(PGMEA溶液)

アデカアークルズGPAシリーズ

UV硬化を阻害することなく、UV硬化した塗膜の酸化劣化を防止し、着色やはがれなどを抑制する添加剤です。

製品名 溶解性(PGMEA) 特徴
アデカアークルズ GPA-5001 10% UV硬化阻害なし
200°C前後の高温加熱下で機能発現
一般的な酸化防止剤とアデカアークルズGPA-5001の比較

液晶ディスプレイ用ADEKA材料

この他にも液晶ディスプレイが完成するまでの各工程で、数多くのADEKA材料が使用されています。

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