樹脂添加剤開発研究所について
樹脂の製造・成形加工から廃棄まで、期待される性能・機能の付与に、樹脂添加剤は不可欠な材料です。幅広いオリジナル製品群・お客様のニーズに合致したソリューションの開発に取り組んでいます。樹脂添加剤の総合メーカーとしてグローバルな展開に必要なテクニカルセンターとしても機能しています。
主な研究内容
プラスチック用添加剤
より適切な添加剤の選択は、耐久性の向上を始め多様な利点が付与された付加価値の高いプラスチックを創り出します。ADEKAでは、光安定剤や酸化防止剤、核剤など、安全・環境に配慮した新製品の開発を推進し、広範囲な用途に向けた製品開発を進めてきました。転換期を迎えている自動車産業向けなど、グローバルと安全・環境をキーワードに、市場をリードする新製品開発を今後も進めていきます。
難燃剤
環境への配慮および火災時の人的被害を減らす目的で、ハロゲンを含まず一酸化炭素や煙の発生の少ない難燃剤の開発を推進しています。家電筐体、建材、電線の他、自動車EVシフトによる樹脂需要への対応に向けた新製品開発に注力しており、難燃剤の研究開発を通じて、火災安全性をより多くの人々に理解していただき、社会貢献できるよう努めています。
注目製品プラスチック用難燃剤
塩化ビニル用安定剤
有害重金属に分類される鉛化合物が塩ビ用安定剤として長年使用されていますが、人体への影響・環境汚染への懸念から、鉛化合物の忌避は世界的な流れとなっています。鉛などの有害性金属の代替や揮発性有機化合物(VOC)の削減を目的とした環境配慮型安定剤の研究開発を推進し、世界市場での環境対応に貢献していきます。
注目製品環境配慮型安定剤
環境対応型樹脂添加剤
サーキュラーエコノミーや2050年カーボンニュートラルに対応する新製品開発を行っています。環境対応型樹脂添加剤の新ブランド『アデカシクロエイド』を立ち上げ、リサイクル、環境配慮、バイオベース、CO2排出量削減などをキーワードに、素材・ソリューション開発を進め、世界市場での環境対応に貢献していきます。