スピーディに固まる、環境負荷も抑える
光硬化樹脂(アデカアークルズ KRシリーズ)
光の力で生み出す環境貢献
光硬化樹脂は、熱硬化に比べ硬化時間を大幅に短縮でき、生産効率の向上が図れます。硬化のための装置の設置スペースも少なくてすみます。また、低い温度で硬化できるので、熱に弱い材料(基材)にも使用できます。
これらのメリットに加え、熱硬化に比べると、硬化に必要なエネルギー的負荷が非常に低く、CO2の発生を削減できます。有機溶剤を使用していないため、環境面や衛生面など快適な作業環境作りにも貢献します。
ADEKAの光硬化樹脂は、主に液晶テレビやプラズマテレビなどのディスプレイに使用されるフィルムのハ一ドコート(表面高硬度付与)や接着、光学部材形成に利用されています。その他、IDカードへのハ一ドコートやカメラのレンズ、電子部品の接着にも適し、今後も幅広い分野への展開が期待できます。
使用例
遅延硬化型接着剤
硬化速度のコントロールを可能にした接着剤です。
被着体に塗工し、軽く紫外線を照射することにより、一定時間粘着性を保持します。
この間に他方の被着体と接着することができ、その後室温放置もしくは加熱する事で完全硬化します。
被着体が不透明でも接着できることが特徴です。
貼り合わせ直後のリワークや位置合わせが可能です。