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半導体用銅めっき薬液の開発を担当。
お客様のニーズの見極めが重要。私は半導体用銅めっき薬液の開発を担当しています。また、以前海外の研究所に出向しており、そのお客様へのフォローも行っています。半導体の進化はめまぐるしく、特に海外ユーザーの開発スピードの速さは凄まじいばかりです。当時の海外での業務は、午前アポイント、午後打ち合わせ、実験・報告書作成、翌日報告・打ち合わせ・・・と息つく暇もなく、実験はもちろん、情報収集、文献探索、資料作成など、密度の濃い毎日でした。半導体をつなぐ配線の種類は多く、それぞれの用途によって用いるめっき薬剤の種類や、めっき手法は異なります。そのため、常日頃からお客様とお会いして現状と今後の動向について伺い、ニーズに対して、どの薬剤がお客様にマッチするのか、どの条件が適合するのか、それらを見極めながら研究開発を進めていくことが重要であり、当職務の特徴だと思っております。
競合他社より早く提案することが
研究職としての面白さであり醍醐味。めっきという技術は古くから存在しているため、これまでの研究成果も広く深いです。そのような分野で画期的な新規材料の発明・開発となると一筋縄ではいきません。どのようなめっき技術が世の中に求められているのか、その技術にはどのような材料が適するのか、その材料をどのようなコンセプトで開発していくのか、と堂々巡りのように考え、実行することが難しい点です。また、すべてやり尽くされたように見えるめっきの世界も、半導体業界の中では、まだまだ改善が求められる部分が多々あります。これをいかにして競合他社よりも早く、世の中に提案できるか、そういうことを日々考えながら研究できることが、研究職の面白さや醍醐味だと思っています。そして、自身で手掛けた材料がお客様に評価され、満足していただけることが、大きなやりがいにつながっていると考えております。
技術力とフットワークで世界とともに成長していく ADEKA。
ADEKAは素材メーカーですから、世の人々の目や手に直接触れることはあまりありませんが、当社で開発した材料は、人々の生活を役立てるものに数多く使用されています。今後、世の中がさらによい生活や環境を築くためには、高機能な材料の開発が必須です。当社の高い技術力を通じて、高機能な材料を開発し、より良い世の中を作っていくことが、ADEKAが存在する意義だと思います。また、当社では現在、世界中に支店を設け、日本人社員が駐在しています。これにより、フットワークの軽い営業活動が可能となっていると思います。競合他社が多い中、当社の材料を世界の企業が利用する理由は、技術力だけでなく、このフットワークの軽さも大きな要因だと考えています。現在、研究所は海外に一ヵ所しかありませんが、今後は各国に研究所を作り、地域に根づくものづくりで世界とともに成長していけたらと思っています。
世界中の人々の役に立ちたいー
それを実現する材料の設計が夢。私の夢は小さい頃から変わっておらず、「人の役に立ちたい」ということです。いつか、自身の夢をコンセプトとした材料を設計し、それを使った製品が世に出て、世界中の人々に役立つことができたらと思っています。そして、そのコンセプトに同調してくれる仲間とともに、大きなビジネスを築くことができればと、日々夢見ています。
人と親密な仲を築く達人。
部下や後輩への指導を期待。どうやったら自分の仕事が成功するかを常に考え、失敗を恐れず、試行錯誤を繰り返す姿はとても頼りになります。その姿勢から社内だけでなくユーザーからの信頼も厚く、また、人と親密な仲を築く達人です。今後は、海外赴任という貴重な経験を活かして、また、中堅社員として、部下や後輩への指導力をより発揮してもらいたいと思います。
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一日の仕事の流れ
8:20
出社。メール確認。
前日に作成した To do List を確認。
優先順位を整頓し、一日のスケジュールを作成。
9:00
実験開始。
実験の合間に海外研究所に電話し、
海外ユーザーの動向について確認。
12:00
昼食。昼食後、同僚とキャッチボール。
13:00
実験の合間に、ユーザー向け報告書を作成。
定期的に社内チーム、海外研究所、
ユーザーとのミーティングあり。
進捗状況を報告・確認しあう。
17:00
その日の業務内容や実験結果をまとめ。
翌日の To do List の作成。
18:30
退社。
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自分をしっかり分析し、本当は何がしたいのか、企業を通じてどんな社会貢献をしたいのか、そういうビジョンをしっかりと定めたうえで頑張ってほしいと思います。私は就活当時、これまで得た経験を活かして人の役に立ちたい、そして、いつか海外に行ってみたいという夢を持っていました。その時、製品を通じて社会貢献をし、かつ、海外展開を積極的に進めていたADEKAの存在を知り、入社に至りました。入社して思ったのは、ADEKAには研究だけでなく、製造や営業まですべてを自分一人で行えるユーティリティプレイヤーが多いということです。上司・部下、先輩・後輩といったルールはありますが、時にまじめに、時に冗談を言い合える、堅苦しくない雰囲気のよい会社だと思います。また、私の海外勤務のように、若手にも色々なチャンスを与え、若手の成長を促す懐の深い会社でもあると思っています。