富士工場 半導体向け高純度過酸化水素 増能設備が竣工
2024年05月15日
ADEKAは、当社富士工場において、高純度過酸化水素の生産設備の増設工事が完了しましたのでお知らせいたします。2024年7月に営業運転開始予定です。
生成AI向け半導体やデータセンター等、高度ICT社会の実現には半導体が必要不可欠となっています。半導体需要は今後好転していく見通しであり、世界中で積極的な設備投資が行われています。日本においても、世界の半導体メーカーが開発・製造拠点を相次いで建設しており、国内製造に必要な素材の安定供給が課題となっています。
ADEKAは、半導体の技術革新に欠かせない先端材料を強みとし、国内外で設備投資を強化しています。富士工場では、日用品・トイレタリーや電子機器等のエレクトロニクス関連向けに過酸化水素およびその誘導品を製造しています。特に半導体向けでは、製造時の洗浄で使用される高純度過酸化水素を製造しており、半導体製造に対応した高純度化技術と徹底した品質管理が強みです。
活況な国内での半導体ビジネスをチャンスと捉え、需要の増加が見込まれる高純度過酸化水素の生産能力を増強しました。これにより、生産能力は従来比1.3倍となります。
ADEKAグループは、韓国、台湾、アメリカ等の半導体製造の主要エリアにおける先端材料の提供だけでなく、日本国内での半導体製造に必要な製品の安定供給を通じて、高度ICT社会の実現に貢献してまいります。
所在地 ㈱ADEKA 富士工場(静岡県富士市富士岡580番地) 投資金額 非公表 延床面積 非公表 能力増強 従来比約1.3倍 スケジュール 完工:2024年4月
概要
営業運転開始:2024年7月(予定)