ADEKA、高性能透明化剤「トランスパレックス®」製造プラントを韓国に新設
2026年08月25日
ADEKAは、高性能透明化剤「トランスパレックス®(TRANSPAREX®)」の製造プラントを、連結子会社のADEKA KOREA CORPORATION 全州第三工場内に新設することを決定しましたのでお知らせいたします。
プラスチックは、日用品から食品包装、建材、モビリティに至るまで、私たちのくらしのあらゆるシーンで使用されています。一方で、脱炭素化に向けた取り組みに加えて中東情勢を背景とした石油化学原料の供給リスクなどを背景に、資源を効率的に循環利用する、プラスチックにおけるマテリアルリサイクルの重要性が高まっています。
ポリプロピレン(PP)は、最も軽量で成形がしやすいことから環境負荷が低く、耐熱性、耐久性をはじめとする機能性の高さから、食品包装やクルマのバンパーなど様々な用途で重用されています。しかしながら、PPは"透明性"の低さが唯一の弱点であり、意匠性を重視される分野では他のプラスチックが用いられていました。
ADEKAは、こうした状況下において、マテリアルリサイクルの推進とPPへのモノマテリアル化を実現するべく、2024年11月に高性能透明化剤「TRANSPAREX®」を上市しました。同製品は、PPにガラスのような透明性を付与できる透明化剤です。「最も透明性の高いポリプロピレン用透明化剤」として、2025年にギネス世界記録™に認定されました。さらに、少量添加での透明性付与やリサイクル時の性能維持、耐熱性・耐薬品性の高さ等様々な機能性をもつことから、食品包装や医療、自動車部材、雑貨などのアイテムで評価が進んでおり、世界中で採用が拡大しています。
「TRANSPAREX®」は現在、採用拡大による製品の需要増加が見込まれることから、安定供給を目的に、委託製造に加えて自社製造プラントを新設する運びとなりました。
プラントを新設するADEKA KOREA CORPORATION全州第三工場は、2018年に用地を取得し、現在は次世代以降の半導体材料の製造設備を擁しており、この余剰スペースに建設します。なお、同社の樹脂添加剤製造への設備投資は9年ぶりとなります。
ADEKAグループは、「TRANSPAREX®」の販売拡大により、2030年度に透明化剤市場を500億円超(2024年度:300億円)へ拡大、当社シェア60%以上(2024年度:14%)獲得することを目標に、マテリアルリサイクルとモノマテリアル化による資源循環を実現してまいります。
概要
所在地 |
ADEKA KOREA CORPORATION 全州第三工場(韓国 全羅北道 完州郡) |
|---|---|
投資金額 |
65億円 |
延床面積 |
5,996平方メートル |
スケジュール |
着工:2026年12月 |
参考リンク
製品紹介映像(当社YouTube公式チャンネル)
新規高性能透明化剤「トランスパレックス™」がギネス世界記録™に認定(2025年10月6日)
世界最高の透明性を実現、革新的な透明化剤「トランスパレックス」を展開(2024年11月22日)
詳細は、以下ニュースリリースをご参照ください。
