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2023年

日本接着学会「第45回 技術賞」受賞のお知らせ
~レーザー硬化型接着システム~

2023年06月26日

 ADEKAと株式会社デンソーは、一般社団法人日本接着学会より「第45 回 技術賞」を受賞しました。
株式会社デンソーと共同開発した「カーボンニュートラル レーザ硬化型接着システム」が、省エネルギー化を達成し、CO2削減を可能にする接着技術として高く評価され、本賞の受賞に至りました。

概 要

受賞名

第45回(令和5年)技術賞

受賞タイトル

カーボンニュートラル レーザ硬化型接着システム

受賞者

株式会社デンソー 青木 孝司氏、石川 智則氏、藤原 修氏、山口 一馬氏、丸野 尚紀氏
株式会社ADEKA 機能高分子開発研究所 小川 亮


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受賞者の皆さん

レーザー硬化型接着システムについて

 近年、地球温暖化がもたらす異常気象が世界中で深刻化する中、その原因とされるCO2などの温室効果ガスの削減は喫緊の課題となっています。
 当社は株式会社デンソーとの共同開発により、「近赤外レーザー光による低エネルギー局所加熱」+「秒単位の超高速硬化(2秒硬化)」+「影部/深部硬化」といった従来の硬化システムの課題を解決したレーザー硬化型接着システムを開発しました。その結果、接着技術分野において従来の熱風炉と比較して95%以上の省エネルギー化を達成し、大幅なCO2削減を可能にしました。また、本技術をレンズアライメント*接着に適用した自動車カメラモジュール製品は、安心・安全な製品としてこれまで数100 万台以上の自動車に採用されており、交通事故防止にも貢献しています。

*アライメント:レンズやイメージセンサーの位置関係を高精度に調整すること。

『素財』で課題解決

 材料開発では、「接着の信頼性は高いものの、硬化に時間を要するエポキシ系接着剤」をどのように短時間で硬化させるかという最大の課題に対し、ADEKAの材料技術=『素財』を活かした新しい3元系硬化技術を開発することで解決しました。この硬化技術は、超速硬化性だけでなく耐熱性などにも優れた性能を発揮することができるため、様々な分野での適用開発が進んでいます。
 当社の『素財』を活かしたモノづくりを通して、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

レーザー硬化型接着システム紹介映像

    

新規技術超速硬化レーザー接着システム

  

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