インターナルカーボンプライシングの導入について
2023年05月12日
当社は、2023年度よりインターナルカーボンプライシング(以下、「ICP」)のトライアル導入を開始しました。試験運用を経て2024年4月からスタートする次期中期経営計画期間での本格導入を予定しています。
ICPとは企業内部で独自に炭素に対し価格を付け、低炭素投資・対策を推進するため使用する仕組みです。 ADEKAグループは、「カーボンニュートラルロードマップ」において「2030年:GHG*排出量46%削減(2013年比)、2050年:カーボンニュートラルの実現」を目指しており、 これに向けて「GHG削減による長期視点での価値創造」と「利活用可能なGHG排出量の可視化」を軸とするカーボンニュートラル推進戦略を策定し、実行しています。 今回のICPのトライアル導入はその一環であり、カーボンニュートラルへの取り組みをさらに進めていきます。
ADEKAグループは事業活動に伴うGHG排出量削減はもちろんのこと、これまで培ってきた技術力でイノベーションを発揮し、 全く新しい技術・製品でGHG削減に貢献することで、社会価値と経済価値双方の最大化を追求してまいります。
当社ICPの概要
社内炭素価格 |
15,000円/t-CO2 |
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対象となる設備 |
当社グループの工場・研究所 |
適用方法 |
対象となる設備投資に伴うCO2排出量に対し、ICPを適用し、投資判断の参考とする。 |
当社のカーボンニュートラル推進戦略
GHG削減による長期視点での価値創造 |
製品戦略の見直し |
エネルギー原単位の削減 |
環境貢献技術の開発 |
再生可能エネルギーの導入 |
利活用可能なGHG排出量の可視化 |
GHG管理精度向上 |
ICP導入 |
GHG(Green House Gas):温室効果ガス