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CSR

会長ごあいさつ

会長ごあいさつ

持続可能な社会に向けて 代表取締役会長 郡 昭夫

 グローバル化が進むなかで、世界の国々が相互に影響し合い、依存する度合が高まっています。貧困、人権の抑圧、環境問題など、国際社会が協力して取り組むべき課題は、少なくありません。
 国連は、2015年9月に採択した「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の中で、17の目標と169の具体的なターゲットからなるSDGs(持続可能な開発のための目標)を示し、「誰一人として取り残さない」“変革”に挑戦することを宣言しました。そして、世界が直面している深刻な問題を解決し、経済、社会、環境の3つの側面でバランスのとれた国際社会を実現すべく、企業が“持てる力”を発揮してくれることに期待を寄せています。

 1917年の創立から現在に至るまで、ADEKAは社会の一員として、環境や社会に配慮しつつ、健全で透明性の高い経営を実践するとともに、社会に新たな価値をもたらすような、安心・安全で高機能・高品質な製品を継続して提供することを使命としてまいりました。
 2018年9月には、91年前に当社の農薬部門が分離独立して誕生した日本農薬株式会社が再びADEKAグループの一員となり、事業の裾野がさらに広がりました。農薬をはじめとする薬剤を生み出し、世界の安全で安定的な食の確保に貢献する同社と相互の事業領域を補完しながらシナジーを創出していきます。
 化学品と食品、そして新たなライフサイエンスの分野において、優れた人財と技術を結集し、持続可能な社会の実現に向けて、地球環境、資源問題、食の安全など社会的な課題の解決に取り組んでいきます。

 当社グループにおいては、2018年度における海外売上高比率が46%を超え、海外拠点の社員数も40%を超えるなど、海外での事業展開の拡大とともに、グローバル企業としての責任や使命についても、より深い理解や自覚が求められるようになっています。経営理念にも掲げる「世界とともに生きる」企業として、こうした状況を踏まえて多様なステークホルダーの声に真摯に耳を傾け、私たちの“影響力”というもののプラス面とマイナス面をしっかりと認識しつつ、今後ともより一層、“社会のお役に立つ企業”となるべく努めてまいりたいと考えます。
 ステークホルダーの皆様におかれましては、引き続き、ご支援ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。



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