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研究開発体制
研究開発体制は、現事業に密着した開発研究所(情報化学品開発研究所、電子材料開発研究所、油剤開発研究所、樹脂添加剤開発研究所、機能性樹脂開発研究所、および食品開発研究所)と将来の柱とすべき事業の探索部門である基礎研究所およびこれらを支援する研究企画部により構成されています。
研究開発の基本的な考え方
研究開発はメーカーの生命線であり、新製品、新規事業は会社発展の原動力であると意識し、成長分野への重点志向を行っています。各事業単位の戦略に沿い、新規製品・新技術の開発を推進し、急速な技術革新にマッチしたオリジナリティーのある高機能品の開発に重点配分を進めていきます。具体的な研究開発として、化学品では、次世代の半導体材料、IT を支える情報化学品、樹脂添加剤に関する分野、食品では、バイオ、機能性食品、健康志向食品等に重点を置いて取り組んでいます。
環境問題は人類にとって大きな課題であり、製品設計の段階から「環境汚染物質を作らない、使用しない、排出しない」といった基本思想のもとで、新製品開発を行っています。また、従来製品で環境問題の懸念のある製品については、いち早く問題のない製品に代替し、環境負荷を低減することで社会に貢献しています。
研究開発における環境適合設計

製品 |
● 原料の確認(環境負荷・安全性) |
研究 |
● 製品の環境負荷・安全性の確認 |
中実験 |
● 環境負荷低減へ向けた取り組み(プロセス改善) |
工業化へ |
● マテリアルバランス(事業活動により、どの程度のエネルギーや資源を投入し、どの程度の環境負荷を排出し、どの程度の製品を生産したか)の確認 |
環境問題と対応製品
■ 環境対応型製品の開発による環境保全の推進
独自の技術とアイデアを活かした環境対応型製品を開発・提供することで、様々な環境問題に取り組んでいます。次ページにその代表製品と特徴を紹介します。
2004年度における環境対応型製品(自主基準で選定)の売上高は約119億円(対前年17億円増)でこれは化学品の全売上高の15%(対前年1ポイント増)を占めています。
研究所名 |
主な開発製品 |
情報化学品開発研究所 |
DVD±R用色素、PDP用色素、液晶・画像材料、光硬化樹脂および開始剤 |
電子材料開発研究所 |
CVD材料、精密エッチングシステムおよび薬剤 |
油剤開発研究所 |
界面活性剤、潤滑油添加剤、過硫酸塩、金属表面処理剤 |
樹脂添加剤開発研究所 |
酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、造核剤、難燃剤、安定剤、可塑剤 |
機能性樹脂開発研究所 |
エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、水膨張性ゴム弾性シール材 |
基礎研究所 |
メバロノラクトン、ベータグルカン |
代表的な環境対応製品
旭電化の主な環境対応技術には、地球温暖化抑制、VOC低減、環境ホルモン対応等があります。それらのうちいくつかを、以下に紹介します。
■ 非ハロゲン系プラスチック難燃剤
アデカスタブFP シリーズはハロゲンフリーのプラスチック難燃剤であり、パソコンやテレビ等に使用されます。燃焼時にプラスチックの燃え広がりを抑制するだけでなく、有害ガスの発生を防ぐことができます。
■ 非ノニルフェノール系界面活性剤
ノニルフェノールは、古くから原料として多くの界面活性剤に使用されてきましたが、近年環境ホルモン作用を有すると疑われる物質とされています。このような原料を使用せず、かつ代替製品として性能を保持し、アデカトールTNシリーズ、アデカリアソープSR、ERシリーズ等を商品化しております。
■ 水系樹脂
エポキシ樹脂やウレタン樹脂は塗料や接着剤等の主要な原料です。樹脂を希釈するために、トルエン、キシレン等の有機溶剤が使用されてきましたが、これらの有機溶剤は揮発して大気中に放出され、人体や環境への悪影響が懸念されています。早い時期からこの問題に取り組み、アデカレジンEMシリーズ、HUXシリーズといった水系樹脂を開発し提供してまいりました。
■ 有機モリブデン系潤滑油添加剤
環境問題から車に対する燃費規制はますます強化され、省燃費エンジンオイルへの期待は高まっています。有機モリブデン系潤滑油添加剤「アデカサクラルーブ」は旭電化独自の高機能エンジンオイル添加剤で、摩擦抵抗の低下、磨耗の低減による省燃費効果を発揮し、世界各国のエンジンオイルでその実績が認められ、使用されています。
ここで紹介した他にも、有害重金属を使用しないプラスチック安定剤アデカスタブRUPシリーズ等、多数の環境対応製品があります。
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